【北海道知床を楽しみ尽くそう!】2泊3日おすすめモデルコース

観光 - Sightseeing

キタキツネ、牛、自然、海鮮…北海道といわれてイメージするものってたくさんありますよね。皆さんの想像する北海道の広大な自然が、知床にはあります。

「いつかは訪れてみたい!」そう思っているみなさんのために、知床在住の筆者がグルメも自然も楽しみ尽くす!おすすめモデルコースをご紹介します。

知床ってどんなところ?

未だ手つかずの自然が残る知床は、北海道の東部に位置します。日本の世界自然遺産に登録されているので、一度は「知床」という名前は聞いたことがあるでしょう。ここでは、まず知床について予備知識をお伝えします。

宿泊は2泊以上がおすすめ

「北海道はでっかいどう」という有名なフレーズのとおり、北海道の面積は広大です。四国と九州を合わせたほどだと言われています。「知床」エリアだけを絞ったとしても、場所と場所の行き来にはかなり時間がかかります。

移動だけで旅が終わってしまったという残念な旅にならないように、最低でも1泊、おすすめは2泊、余裕をもった滞在がいいでしょう。

レンタカーで効率的に周ろう!

広い北海道を周り切るためには、移動はレンタカーを借りるのがおすすめです。

また、バスや電車などの交通手段もあるにはありますが、本数が少なかったり、時間が限られたりします。効率的に移動したいのであれば、やはり車が便利です。

知床の8つの景勝地、知床八景とは

知床には「知床八景」といわれる観光名所があります。

「オシンコシンの滝」

「オロンコ岩」

「夕陽台」

「プユニ岬」

「フレペの滝」

「知床峠」

「知床五湖」

「カムイワッカの滝」

以上が「知床八景」です。今回ご紹介するモデルコースにすべて組み込んでありますので、みなさんも制覇できますよ!

効率的に八景も周れちゃう!おすすめモデルコース

ではさっそく、おすすめコースを紹介していきます。

今回は知床の最寄り空港「女満別空港」をスタートとしています。

マークが付いているのが先ほどご紹介した「知床八景」です。

レンタカーをピックアップして、さあ出発です!!

1日目 空港〜ウトロまで

空港から名所に寄りながら一気に、国立公園のある「ウトロ」という町まで行きます。

女満別空港 大体10時ころ出発

  ↓ 約1時間10分

「天に続く道」

  ↓ 約25分

「オシンコシンの滝」

  ↓ 約10分 「カメ岩」

ウトロに到着 

ウトロ市街

  ↓ 約5分                     

ランチ「知床海岸食堂」

  ↓ 約5分

観光船でヒグマを見に行こう!※事前に予約しておきましょう。

夕方頃帰港、宿泊先へ。

天気が良ければ、「夕陽台」でオホーツクに沈む絶景の夕陽を拝みましょう。

ここで1日目は終了。

ここまでの観光ポイントを解説!

「天に続く道」

全長約18kmの直線道路(国道334・244号線)で、天に続いているかのように見えると話題の観光スポット。

「オシンコシンの滝」

落差約30mの迫力ある滝。滝のそばまで行ける遊歩道があるので、マイナスイオンを浴びましょう!

「カメ岩」(チャシコツ崎)

ウトロに入るトンネル手前に、亀の形をした巨大な岩が見えてきます。実はただのカメ岩ではないのです。8〜9世紀ころの集落跡がある歴史的文化のある場所です。今はまだ一般の人は立ち入れません。

「知床海岸食堂」

オホーツク海を一望しながら、地元知床産の食材を使った海鮮丼や炭火焼きをいただけます。ロケーションが最高です!

「観光船」

ウトロには4社の小型クルーズ船のオフィスがあります。所要時間はコースにより変わりますが、1〜3時間ほどです。安全な距離で野生のヒグマやエゾシカを見れたり、立ち入ることが難しい知床岬の近くまで行けたり、船ならではの楽しみがあります。

「温泉」

ウトロの町は観光地ということもあり、たくさんの温泉旅館やホテルが集まっています。

夏の繁忙期は満室になったり、宿泊料金も高くなったりするので、早めの予約がおすすめです。             

2日目 知床といえばここは行くべき!

2日目は、いよいよ知床国立公園に行きます。運が良ければ野生のヒグマやキツネ、エゾシカにも出会えます。この日で「知床八景」を全制覇する、盛りだくさんのスケジュールなので、無理せずに行きましょう!

※道路で動物に出会っても、餌やりや渋滞を引き起こすような路上駐車は、絶対にやめましょう!!

ウトロ市街

  ↓ 約20分 「プユニ岬」

「知床峠」

  ↓ 約40分

「カムイワッカ湯の滝」散策

  ↓ 約25分

「知床五湖」散策 ※高架木道で往復約40分

  ↓ 約15分

「知床自然センター」

ランチ休憩はセンター内の「Baristart Coffee Shiretoko」へ。

  ↓ 約20分

ランチの腹ごなしに「フレペの滝」へ。

  ↓ 約20分

「知床自然センター」

  ↓ 約10分 「ゴジラ岩」

「オロンコ岩」 元気のある人は登ってみてください(30〜40分)

  ↓ 約2分

「コーヒーアルビレオ」で一休み ※営業日に注意

  ↓ 約1分

「道の駅うとろ・シリエトク」でお土産ショッピング

お隣にある「知床遺産センター」もおすすめ

お買い物して遺産センターで知床を学んだら、盛りだくさんの2日目終了です。

「知床八景」全制覇、おめでとうございます!

巡ってきた観光地のポイント解説!

「プユニ岬」

国立公園の入り口から自然センターに向かう途中、オホーツク海とウトロの町を見下ろせる、絶景ポイントがあります。ここから見る夕陽もおすすめ。

「知床峠」

4月〜10月末ころまでしか通れない、ウトロ−羅臼間をつなぐ「知床横断道路」を通って峠へ。ダイナミックな羅臼岳と、晴れた日には北方領土の国後島まで見渡せます。

「カムイワッカ湯の滝」

知床硫黄山中腹から湧き出ている温泉が流れ込む、めずらしい温泉の滝。沢登り感覚で滝を登ることができます。

「知床五湖」

これぞ自然遺産といえる雄大な自然を味わえます。晴れた日に、一湖の湖面に反射する知床連山は見ものです!時間に余裕があり散策したい方は、五湖すべて巡る大ループと二湖・一湖を巡る小ループもおすすめです。

「知床自然センター」

知床財団が運営する、子供から大人まで知床の自然やヒグマの生態について、楽しく学べる施設です。カフェとアウトドアショップが併設されています。

「Baristart Coffee Shiretoko」

クマのロゴが特徴のコーヒー屋さんです。美瑛町産ジャージー牛乳を使ったラテや知床産の食材を使った食事が提供されています。

「フレペの滝」

高さ約100mの崖の途中から、地下水が海へと流れている滝です。別名乙女の涙。

「ゴジラ岩」

高さ15mのゴジラそっくりの岩。角度によってはゴジラ?となるので絶妙な角度を見つけて写真を撮りましょう!

「オロンコ岩」

高さ60mの岩で、上まで登れる階段が設置されています。高所恐怖症の人は怖いかもしれませんが、上からの景色は、オホーツク海と知床連山を見渡せる絶景です。カモメのコロニーでもあるので、糞を落とされないように注意!

「コーヒーアルビレオ」

動物写真家のご夫婦が営む喫茶店。マスターこだわりのドリップコーヒーやお手製のフードやお菓子も絶品!

「道の駅うとろ・シリエトク」

海産物からお菓子まで、お土産を買うならここ。知床のゆるキャラ「トコさん」グッズもここで買えます。ご当地ソフトクリームのこけももソフトや鹿肉バーガーもぜひ!

3日目 空港へ行く前に

最終日の3日目はウトロから離れまして、空港に向かう前に立ち寄れるスポットを3つご紹介します。

ウトロ市街

  ↓ 約40分

「斜里工房しれとこ屋」

  ↓ 約10分

ランチ「しれとこ里味」

  ↓ 約20分

「来運神社」

  ↓ 約1時間

女満別空港

観光案内ポイントをお伝えします。

「斜里工房しれとこ屋」

斜里の道の駅の隣の建物です。知床のお土産で買い忘れがある方はぜひ、こちらへ。「トコさん」グッズも買えます!

「しれとこ里味」

つぶのかき揚げが絶品!知床産の食材を使った定食が味わえます。

「来運神社」

名前からしてパワースポットですよね!実際に足を運んでも、森のパワーが感じられそうなスピリチュアルな空間です。こちらでは湧き水をくむことができるので、水筒やタンブラーを持って行きましょう。

夏だけじゃない!知床の冬の魅力

実はここまで紹介してきた観光地やお店は、10月中旬ごろで一旦閉鎖や休業してしまいます。そのため「知床に行くなら夏がベストだ」とよく言われます。

しかし、冬の知床でしか味わえない魅力があるのです。

オホーツク海ならでは!流氷がやってくる

オホーツク海北西部にあるシベリア沿岸から、白い氷の塊がやってきます。そう、流氷です!例年だと2月ごろから海がシャーベット状に凍りだし、徐々に流氷の塊が流れてきます。

波や風で氷の塊がどんどん流れて、最終的に海一面が流氷で真っ白に覆い尽くされます。波の音が消え、冬の知床はとても静かになります。

真っ白で静かな海って不思議で神秘的ですよね?

流氷は、日本ではオホーツク沿岸でしか見られません。そんな貴重な流氷を全身で味わえるおすすめの体験は、「流氷ウォーク」です!

流氷に乗るのは危険なので、必ずガイドが付くツアーを申し込みましょう。

寒くない専用スーツを着て流氷の上を歩き、流氷の隙間から海に入るおもしろいツアーがあります。この時期にしか見れない流氷の上で寝てるゴマアザラシや、白い尾がかっこいいオジロワシが見れることがあります。

冬の知床五湖散策は一味違う!

スノーシューを履いて、凍った湖面や湿地帯を散策するツアーもおすすめです。冬眠しているヒグマには会えませんが、冬毛でふわふわのエゾシカやキタキツネなどの野生動物に会えるかもしれません。

夏には歩けない凍った五湖を歩けるのは、とても貴重な体験です。

まとめ

今回は、知床のおすすめモデルコースと冬の知床の魅力についてご紹介しました。夏も冬も見どころ満載で、知床に来てみたくなったはず!

お伝えしきれない魅力がまだまだありますが、ぜひ一度自分の目や体で体感しにいらっしゃってください。

この記事が、皆さんの今後の知床旅行の参考になれば幸いです。

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